イタリアン的家族集まり ハウツー
ブログをご覧の皆様こんにちは!
家族の集まりって、子供の時は全然気にならなかったのに、
大人になるといろんな思惑が重なりあって
どうもぎこちなくなったり、変に仰々しくなっちゃうことって
ありませんでしょうか。
人の一生にはイベントが付きませんね!(笑)
イタリアに来て思ったことは
なんだかもう、本当に、シンプル。
目の前のごはんと時間を共有している人たちで楽しむ!
日本人ほど建前と本音をハッキリとは
分けないような気がいたします。
勿論、状況や関係性に応じて分けることはありますが(笑)
週末は近くに住んでいる家族などで集まり
昼ごはんを食べることが多いです。
※昼ご飯は13:30くらいから
メンバーが揃い次第始まるスタイルです。
・questi giorno :近日中
・o meno :大体それくらいの時間
というフレーズが多様されるこちら。
秒針単位で動くことはまず、ありません!(笑)
14時頃からお昼ということもざらにあります。
12:00にお腹を空かせていた私は
はじめ何時になったら始まるのかわからず、発狂しそうでした(笑)
どちらが正しいとも思わないのでこのブログでは
事実のみを淡々と述べていきます^^
それでは、
ボナぺティート~!!
最初のワインは男性が注いでくれることが多いです。
南のマンマは食事をどんどん運んできて、
食べきれないと断ると、
え!?
私のごはんおいしくなかった?!
食べなきゃ食べなきゃ~!!と言いながら
大盛りの料理をジャンジャン注いでくれるという
ステレオタイプがありますが、
幸い?我が家のマンマはそんなこともなく。
嫌いだったり、多かったら
残しても大丈夫な文化。
無理にワインも進められないし、本当に自然体で
いられる空間があります。
いやあ、ありがたい。。。!
料理は大皿にドカンと盛られてくるスタイルですが、
プリミティーボ(前菜)からメイン、ドルチェまで
順番に出てきます。
その度に、お互い取り分けてもらったり、あげたり。
基本的に自分のものは自分で行いますが、
年上を敬う、女性を敬う、男性を敬うみたいなものは
少なからずあるような雰囲気もあります。
自分が食べたいなと思ったら、自分のを取るついでに
空いている人に聞けばOK。
その答え次第で、いらない場合もあるし、いる場合もある。
聞いた人じゃない人が、あ!私も欲しい!と
名乗りを上げる場合もある。(笑)
本当にシンプルに、そしてナチュラルに、互いに
取り合い、分けあいをしているように感じました。
上座だからとか、そういうのはなしに、
全体バランスを考え、あるがままに。
しかしお互いの尊重や思いやりはなくさない。
そんな空気の中昼食が進みます。
料理のこと、最近のそれぞれのニュースや関心ごと、
町のニュースや誰かの噂話など(笑)
いろんなことが話題に上がりますし、
話している人は本当に熱心に話しています。
熱心すぎて、聞いている私は、
「あれ?議論白熱しすぎて喧嘩?」
となることもありますが、そういうことはなく。
ちなみに、お昼ご飯の約束をすると、
必ず家に帰るのは毎回18時を回っていることが多いです。
なぜ???!イタリア七不思議(笑)
同席した近所に住む親戚が
この後、我が家にもおいでよ!と言ってくれて
お昼ご飯からのお家訪問の梯子をしたり、
皆でスーパーに行って買い物したり、
なぜか、パソコンの修理をお願いされたり。。。。
各々が話したいことを(熱心に)話していたら
あっという間にこんな時間。
※ちなみに!
多方面言われているのでご承知の方もいるかもしれませんが、
イタリア人のチャオ(じゃあ!)やイオ・バード(私行くね!)は
決して信じてはいけません。
日本人の私は、じゃあね!と言われたら、
その日最大?のサヨナラ仕様の笑顔とバイバイ👋を準備し
惜しみなく、披露?するわけですが
※なぜって、一番楽しい気分でお別れしたいし、
笑顔のイメージが相手に残った方が私としてもうれしい。
何よりも、今日の感謝の気持ちを込めて顔を作ります。
え?まさか私だけ?
彼らは、ここから平気で15分は話続けます。
え!???
私の満面の👋は宙に浮いたま。。。
サヨナラのテンション返してほしい。。。😳
となりますが、(笑)
不思議と人は、段々慣れてきます。
帰らないんかーい!!と心のなかで突っ込みを入れつつ、
余韻長引く会話を楽しめるようになってきました。
イタリア人(もちろん個人差はありますが)は本当に
シンプルに物事を捉え、行動することに長けているなと
考えさせられます。
日本にいて作り上げられた「こうあるべき」
些細なことから、「いや、そうでなくても物事はうまく回る?!」に
気が付かされる日々。
旅行者の皆さんにもシャアしたいこの発見。
是非、トロペアに来て体験してみてください!
その数日に限定されない、目からうろこの体験や
考え方に触れることが出来るかも?!
国境が安心して開く時に向けて、
広報部は引き続き情報を発信し続けてまいります!
それでは!!