滞在許可証取得への道①
ブログをご覧の皆様こんにちは!
今回は私の身分証明書取得への一例を
ご紹介しようと思います。
日本に生まれて暮らしているうちは、
特筆して考えたことのなかった権利や許可。
例:労働できる権利や居住許可等
居住地を変えると必ず通らなければならない事柄です。
自分の居住理由を明らかにしないと
色々な事柄を認めてくれません。
その土地に生まれたからではなく、
例えば
勉強、研究、労働など。
様々な理由がないと国に入国・滞在することが出来ません。
私の場合、このコロナ禍での渡航が叶ったのは、
日本に主人が来ていた頃に
婚姻届を日伊両方に提出、受理されており、
イタリアへの入国もその続柄を拠り所としていたからです。
晴れて入国したのちは、滞在許可証の取得。
3か月以上の滞在にはこの許可証が必要になります。
※ビザとは異なります。
地域や時期、おかれた状況によっても
異なりますのでご参考までに。
今回は、初回申請、婚姻関係に基づく、
コロナ禍のトロペアでの申請方法をご紹介。
まずは地区の移民局がある
VIBO VALENTIAのQUESTURA(警察)へ出発。
持ち物は以下の通り。
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①パスポート(とそのコピー)(主人及び私のもの)
②16€の印紙
@TABACCHI(日本のコンビニのようなところ)にて入手
③コロナの陰性証明書
@PCR検査センター入手
④顔写真4枚
⑤入国時期の証明
(飛行機の電子チケットコピー)
⑥主人の収入納税証明書
⑦身分保障宣誓書類
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①~③までは特筆することなく確認完了。
④日本にいたときにマイナンバー用に撮影したものの
余りを一応持参。イタリアの顔写真ノーマルサイズよりは
若干小さいようでしたが、問題ないとのこと。
※イタリアはこういうところ融通が利いて
いいなと思います。
日本だったらサイズ違いとか役所ではありえない。
⑤入国時期の証明については、本来パスポートの
出入国記録があるはずなので必要なさそうなものですが、
不思議なことに、中途半端なままになっておりました。
主人のパスポートは
はんこ × / データ 〇
私のパスポートは
はんこ 〇 / データ ×
しかも、私の入国日がなんと1ヶ月違って押されていたのです。
3月ではなく、4月に入国したことになっているし、
更に紛らわしいことに、
その隣には2年前のイタリア旅行の入国証明も
仲良く並んで押されているし。。
今回はローマから入国したのだけど、
はんこからは空港の印字が雑で読めない。
隣のはんこはミラノマルペンサとハッキリと
明記されている。。。。
このパスポート記録にみんな大混乱!!
最終結論は
入国管理局のおじさまが間違えたのでしょうとのこと。
え!そんなことある?入国管理局の人が
はんこ押し忘れたり、ヨーロッパへの入国データ入れ忘れたりとか。
※不思議の国イタリアへようこそ!(笑)
急いで主人の携帯に残っていた搭乗記録を提示したところ、
電子チケットを紙に印刷して持ってくればOKとのこと。
・・・本当に、助かった!!
冷汗が止まりません。
入国管理のおじさましっかり~!
幸い、近くに親戚の顔見知りのオフィスがあったため、
そこで印刷してもらえることに。
※コンビニがあっていつでもどこでも印刷できる東京とは
状況が異なります。
協力してくださった方に感謝しかありません。
⑥紙の証明書が必要とのことでしたので、
合わせて印刷をお願いしました。
しかしこれが約80枚弱あり、大量!!
重ね重ね恐縮しきりの私でした。
※お昼休みにも関わらず明るく応対してくださるところ
国民性なのか人柄なのか人脈なのか分かりませんが
本当にありがたかったです。
⑦の書類は申請に行ったその場で主人が記入するもの。
記入内容は、
主人の個人情報(名前、生年月日、マイナンバー、出生地等)と
私○○は、配偶者○○の金銭的な保証をいたします。
みたいな感じのことを書かされていました。
書類を提出し終わったら、仮証明書を発行する間に、
私だけオフィスの中に来るように言われます。
日本でも警察署の中に入ったことはないし
一人見知らぬ土地でなんだかドキドキ。
奥へ奥へとついていくと大きな機械とPCがある部屋へ
通されました。
出された紙に二つサインを書いて待っていると
指紋を両手とってもらいました。
指先から掌まで結構入念に。
これで、もう悪いことはできません。
(はじめからしませんが(笑))
あと、身長も測ってもらいます。
※イタリアではパスポート情報の一つに
身長っていうのがあるそう。初耳!👀
対応してくれたスタッフに住所を伝え、
日本とこことどちらがきれい?なんて世間話を振られたので、
ここがきれいで好きだと伝えると、
東京の方がいいでしょう!!そんなわけない!!と
びっくり仰天。
そのほかのスタッフにも、彼女は東京よりここがきれいで
いいって言っているよ!と言いふらされました(笑)
なんだかほっこり。
私には本当にきれいで、いいところに見えるけど😊
そんな感じでお話ししていたら、終了。
仮の証明書を手に無事安堵しながら帰路につきます。
ちなみに、今後警察が自宅に訪ねてきて、
私が本当に住んでいるのか、確認が来るそう。
それまではこの仮の証明書を使って
仕事もできるし、外出することも可能です。
うれしい!!
在住確認が完了したら、仮証明書と引き換えに、晴れて本証明書が
受け取れるのだとか。
さて、いつ来るのでしょうか!!
※誰にもわかりません(笑)
ちょっと余談。
イタリア語らしいフレーズですが、
in questi giorno (近日中)という
言葉が頻繁に使われます。
ごはん行こうね!なんてカジュアルな場面から、
今回のようなきっちりしたオフィシャルな場面まで。
その日が1週間後なのか、2か月後なのか、
はたまた来ないのか、言っている本人ですら分かりません(笑)
また進捗あり次第、このブログで報告したいなと
思っております^^
それでは!