トロペア元貴族のお宅拝見!

 ブログをご覧の皆様こんにちは!


今日はタイトルにあるように

トロペアのお家を探検させていただいたときの様子を

ご紹介します。


先日ご紹介したトロペア旧市街探検の一角に

そのお家はありました!



向かいの景色はこんな感じ。

細い路地の先に教会が見えます。


一階の扉は堅牢な作り。

入ってすぐに左右に分かれる階段があります。


ちなみに一階は現在はカンファレンスルームとして

使用しているとのこと。


50人規模くらいの講義などできそうな感じ。


全体的に石造りのため中に入った途端

ひんや~り。


今回は右側の階段をお邪魔します!


ちなみに階段はすべて大理石造り。

真ん中が少しずつすり減っていることが

歴史を感じさせます。


到着した二階はすべてサロン!


あまり日本ではサロンを有する家は聞いたことがないので、

いかにも西洋!教科書でみるような世界だなあ!と

感心する私。


高貴な社交が行われていたんだろうか。。

想像が膨らみワクワクしてきます。


当然のように天井がめちゃくちゃ高い。

今は壁紙で覆っているけど上には

絵が描かれていたのだとか!

残念!見たかった。




サロンにはそれぞれお酒や香水、書籍や美術品、
大きな鏡台など整然と並べられておりました。

中には映画に出てきそうな映画アイテムなんかも!



サロンの一室をぐるりと囲むいくつもの画は

主人公エネアによるエネイデという神話伝説をモチーフに

描かれているものだそう。


エネイデはトロイからイタリアを目指し、

ローマ建国の礎となった人物です。


一周見て回るとお話になっていました。

なんだか美術館に来たような気分になってきました!





ちなみにこの絵の左端、なんだか違和感ありませんか?

引いて見るとこんな感じ。


右側に細長い長方形がうっすらと見えます。



どうやらこれは、貴族邸宅にはよくある仕組みだそうで、

緊急避難脱出用扉なのだとか!


何か有事の際には

この隠し扉から

サササッと身を隠すために移動したそうです。


いやはや。忍者屋敷のようですね。


今は使わないので壁紙の裏側に

ひっそりと隠れております。


そして自宅にあるものとは思えないほどの

古い本を見せていただきました。




これはなんて書かれているのでしょうか?

1797年出版のフィレンツェルネサンス期の

詩人ペトラルカについて書かれているそう。


手書きのページがあったり、

古典ラテン語で書かれていたりと

難解な本です。

ページを開くだけでもハラハラと崩れてしまいそうなほど。


それから

3階以上は使用していないとのことでしたので

今回は立ち入りを断念!


またの機会にレポート出来たらいいなと思っております!


・・・補足(コロナ状況)・・・

パスクアも明けて4月12日から

カラブリア州はレッドゾーンからオレンジゾーンに

若干の緩和がなされました。


このまま夏までにうまくイエロー、そしてビアンコ(白)へ

落ち着くことをただひたすら祈るのみです🙏🙏


それでは!


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