【実録】洗礼式に行ってきた
ブログをご覧の皆様こんにちは!
人口の大半がキリスト教徒を占めるイタリア。
日本よりも宗教がより日常に溶け込んでおり
身近にあります。
毎週日曜日には町の教会でミサが行われ、
行ける人行きたい人は通う習慣があったり、
毎日が誰かしらの”守護聖人”の日として割り当てられており、
同じ名前の人は、誕生日とは別に
「おめでとう」と周囲から祝われる習慣があったり。
例:
聖アントニオの日にはアントニオさん、
聖フランチェスコの日には、フランチェスコ
(またはフランチェスカさん)へお祝いするという具合。
そんな中でも、キリスト教徒としての初めの大きなイベントは
なんといっても「洗礼式」
結婚式よりややコンパクトなイメージですが、
しっかりとした行事として定着しています。
ちなみに今日11月1日は諸聖人の日と言って
イタリア国内ではお休み。
色々な施設が閉まっているので、
旅行を検討する際はご注意くださいね。
さて、今回友人家族の元に生まれたベイビーの
洗礼式があるということで招待頂きましたので、
実際に参加してみた南イタリアの洗礼式の様子を
レポートしていきます^^
生まれてからいつまでにしなければいけないという
時間的な決まりはないみたいですが、今回は
生後6か月の女の子「アンジェリカ」が主役。
パパとママが企画し、画像の招待状を頂きました。
紙ではなくデータの時代ですね~
教会での催し自体は夕方からスタート。
フォーマルな恰好で50人ほど集まります。
開始時間はややアバウトなのがイタリアらしいところ(?)
外で友人同士が揃うのを待って、教会に入ると
もう司祭さんのお話が始まっておりました(笑)
それでも子供は動画を見ていたり、歩き回っていたり‥(笑)
結構なカオス具合。
普段通りなのか、特に誰一人気にも留めずに
粛々と進行します。
最大の見せ場である、赤ちゃんの額に聖水を付ける
シーンでは、教会に配置された椅子の列
(いわゆる教会に置いてある木の長椅子)のサイドに人が
わらわらと動き、見物しに行っていました。
自由な感じ。
さすがです~!👏
そして式が終わると列を作っておめでとうを言いに行きます。
式自体は大体20分くらいでしょうか。
折角おめかししているからと、
メンズたちが写真を要望。
教会の前でパチリ。
なぜ8割以上がサングラスを取らないのか
不思議ですが、文化の一つなのでしょう。
そこから、友人のお家に向かって各々車で移動。
※夏の間は観光客向けに、ホテルも兼ねているので広い!
アペリティーボが用意されているというゲストへの
配慮。
最上階の2部屋と、海の見えるテラスを貸し切り、
立食アペリティーボ(お酒やジュース)
ここでは小さいドルチェが並びます。
ミニシュークリーム(チョコ、イチゴチョコ、ナッツ)
バッバ(洋酒に浸したナポリ伝統のお菓子)
クッキー(アーモンド味、チョコが挟まっているもの、フルーツが乗っているもの)
チョコレート
ポップコーン
ポテチ・・・
そしてシャンパンやワイン、アペロールスプリッツ等
バーも併設されているので、
セルフでなんでもやっていいよ~というスタイル
アンジェリカちゃんは女の子なので、
部屋のいたるところにふわふわ系ピンクの装飾がされており、
ガーリーな雰囲気満載の空間です
30分ほど過ぎたところで、また別の会場へ移動します。
少し山の方に登ったところにあるレストラン。
5分くらいで到着
主役は写真を撮ったり、後片付けをしたりとしているため
やや遅れて到着。
ゲストはお話をしながら待ちます。
こうやって教会、アペリティーボ、レストランと
離れた場所を移動しながら楽しむのが
あるあるスタイルの様
会場についたら並んだ円卓に座ります。
※普段なら名前が書かれた席があるらしいのですが、
突然の豪雨に見舞われてテラス席を減らしたからか、
もともとなかったのか分かりませんが、
席はフリースタイル。
そして席が大幅に足りない(笑)
何とか席を足して対応しつつ料理が運ばれて行きます。
ブッフェスタイルで好きなだけ量を調節できるのも良い!
料理には地元特産品が多く並びます
赤玉ねぎを使ったピザ、
ンドゥーヤ(辛みのある豚の腸詰)
チーズ
ラザニア、ラビオリ・・・
飲み放題、食べ放題。
私が座った席は友人たちと同じテーブル。
男性がみんなで食べる分を取りに行ってくれます
皆やさし~!!
おしゃべりは尽きず、深夜まで続きました。
アンジェリカへのプレゼントを各々のタイミングで渡します。
※洗礼式のプレゼントは金製のものがメジャーらしく
私たちは金のブレスレットを持って行きました^^
メインが終わったらまたまたドルチェが出てきます。
主役のアンジェリカやお父さんお母さんとともに
写真撮影をしたりと各々楽しみます。
チーム女子の中に入れてもらい写真撮影もしましたが
写真がないのが残念。
子供も勿論主役ですが、大人も主体でとことん楽しむ!
最後に私の提案で友人グループ全員と主役で写真撮影。
真ん中の水色のスーツを着たのが主役のアンジェリカのお母さん。
裸足になっていろんなテーブルに回ったりしていました。
本当にお疲れ様!!!👏👏
最後はお父さんお母さん両方におめでとうと伝え、
ミニギフトを受け取ります。
中身は置物(ライト)とお菓子!
電池式。
生まれた赤ちゃんのために沢山の大人が集まり
お祝いできることは本当に幸せなことだなとこのコロナ禍で
改めて感じました。
日本から来た私も快く招待して参加させてもらえて
南イタリアの人たちの明るさやオープンな優しさに
触れられることが出来ました。
とても貴重で興味深い経験となりました。
それでは!