ワクチン接種から見る文化的考察
ブログをご覧の皆様こんにちは!
今回はイタリアで順次進んでいるコロナワクチンの接種の
状況を見ていて感じたことを少しご紹介します。
ここトロペアだけではないかもしれませんが、
こちらの方、
とにかく列に並べないことが多いです。
よく、日本が海外から賞賛!というような記事だと
時間が正確とか道がきれい等の項目の一つに
「列にきちっと並んでいる」ということが
取り上げられることが多いかと思います。
日本にいた頃はそこまで感じなかったのですが、
確かにその通りだなと実感した出来事が最近ありました。
例えば郵便局や銀行の前に人が並んでいたとします。
その並び方が、もう
ぐちゃぐちゃなのです。(笑)
グネグネというか、適当にその辺に集合しているように見えます。
新規の人は、一番最後の人だけ誰かを口頭で確認して、
その人が中に入っていくと自分が次だとわかるという感じで・・・
2人でも駅のホームなんかでは
きちっと縦に並ぶ習慣のついている私としては
なんだか不思議な光景です・・・
ちなみにイタリアでは、
公共機関や正式な手続きを正しく踏んでいると
非常に時間がかかるという不思議な現象が起きます。
※もちろんすべてではありません(笑)
このことについての議論の余地は山ほどありますが、
今回は、こういうものだと納得していただいた前提で・・・
お友達だから、知り合いだから、同僚だから・・・
という謎の理由で
あらゆる物事がスピードアップするのです(笑)
日本では考えられませんが、
こちらではよくあるお話。
「口をきいてもらう」感じでしょうか。
そういう文化的というか、感覚を大半の人が持っているので
コロナワクチンの接種に関しても
同様のことが起きます。
予約制で、リストにある人から順番にというルールがあっても
私は受けたいんだ!みたいな人が
突入していくのです(笑)
あれやこれや言って成功する場合と跳ね返される場合が
あるそうです。
列に並ぶ日本気質の私から見たら
なんと無謀で、たくましすぎることかと
びっくりしっぱなしです。
みなさんがいらっしゃる際には
列を作れるようになってるといいなあと思う日々です(笑)
それでは!