【実録】ホテルの清掃@ミーナアコモーデーション
ブログをご覧の皆様こんにちは!
先日のブログ記事にて投稿しましたが、
ホテルで働いてくれていたスタッフの1人が蒸発。
大きい規模のホテルではないため、
人員の余剰は当然なし。
突然の緊急事態となりました。
使えるものは誰でも使え!状態の先の見えない4日間、
イタリアで(日本でも)ホテル清掃の経験は
持ち合わせておりませんので、
新鮮に映った様子を投稿していきたいと思います。
・作業スペースや順番
・時間帯
が特に苦労をしました。
部屋の中のシャワールームやトイレ、ビデ、洗面台の下など
小さいスペースで動かなければいけないこと、
順番を間違えると、先程きれいにした部分をもう一度
自分の手で汚してしまう事などに注意する必要があります
そしてマットレスは大きくて重いので、
各部屋を回っていると、段々と体力がものを言う
世界になります
部屋が10部屋あり、各部屋により状況が全く異なります
一番大変なのは、
前のお客様が出発して別のお客様が到着する部屋。
前の方の気配を完全に無くし、
次の方が到着するまでに完璧に清掃する必要があります
アメニティの取り替え、
寝具アイテムの取り替え、トイレの清掃などです。
また、エアコンやドライヤー、テレビ、冷蔵庫、
セキュリティボックスなどの設備の確認も行います。
緊急事態とはなりますが、人手をいつもよりかけて
清掃できる環境にあるため、+アルファーの清掃を心がけました
・金具類の錆付きを専用スポンジで擦る
・窓の外側、冊子の外側まで清掃する
・壁や床に付いている小さーい擦り跡や
ペイント補修の際の飛び散り跡を専用洗剤やスポンジで
清掃する
そして、このタイプの部屋に限らずですが、
清掃にタイムリミットがあることも
作業が過酷だと感じる理由の一つです。
新しいお客様が到着するまでに
完了させておかなければいけない部屋、
宿泊中のお客様が一時的に外出から戻ってくる
(かもしれない)までに清掃しておく部屋。
いずれのお客様も戻り時間、チェックイン時間は
正確には把握出来ません笑
さすがイタリア。
お客様も13時につきますと電話で連絡があっても、
早めは11時ごろから、遅いと16時頃になったりも。
ちなみに宿泊中の清掃は
リセットと言って、不足しているアメニティやタオル類の
補充や水回り、床の清掃、寝具を整えるなどです。
時間との戦いでありながらも、汚れの取り残しは許されない。
100で当たり前、90やって10を責められる。
なんだかサッカーのキーパーの様なディフェンス的
役割を求められるなぁと思います。
大変な事もありましたが、いろんな発見もありました
特に海外製の掃除アイテムの優秀さです。
シャワーをはじめとした水回りにおいて、【硬水】が
水道から出るイタリア。
ここでは水滴が清掃にあたり大敵です。
ミネラルを多く含む硬水ですが、特に
カルシウム分(イタリア語でカルチョ)を多く含むため
放っておくと石灰化、一日だけでも水の跡がはっきりと
白く見えるのです 涙
イタリア語のカルチョはサッカーを指す言葉と同じ
言葉を使います。とても不思議ですね!
カルチョの説明はさておき。
専用洗剤は本当に無数にあるのですが、
アンチカルカーレ(対カルシウム用)の
ガラス用、金属用など用途に合わせた洗剤を吹きかけ
少し時間を置き、超吸収素材のタオルやスポンジで擦り
ペーパータオルで磨き上げれば大抵の所は
すごく綺麗になりびっくりしました。
突然の緊急事態となった訳ですが、
いいことも沢山あったかなと思います
・ホテルの清掃業務がクリアに分かったこと
・現在の清掃状況が個人的に見ると100まで到達して
いなかった事が分かったこと
・緊急事態だからこそ、多くの人数で協力してできた経験が詰めた事
・多くの人の目と手を使って一度リセット出来たこと
・一体感が高まった事
・海外文化圏(土足、硬水地区)での
清掃の仕方を知る事ができたこと
・清掃への感謝と配慮を出来る人間になれそうな事
沢山学べるポイントがありました!
これを生かして我が家も綺麗を保っていけると
いいなぁと思います☺️
それでは!