【実録】世界の車窓から① トロペアライン

 ブログをご覧の皆様こんにちは!


今日はトロペアからの電車に乗った機会がありましたので、

ご紹介。


名前はトロペアラインと言って、

町の名前が関されております。

旧名称はトレノデルマーレ

「直訳:海の電車」


空港のあるラメツィアからレッジョカラブリアまでを走る、

日本でいう準急くらい?の電車。


ちなみにトロペアラインが走る区間の線路は

昔は複線利用され、


・商業列車用(貨物等)

・普通列車用(地方線)

・高速列車用(新幹線系)


の3種類でしたが、今は単線利用。

頻繁に走ることもない列車ですので、すれ違うこともありません。


地方のサガでしょうか・・・


ちなみに駅で列車に乗る場合は、

番号、発車時間、発着ホームを電光掲示板で確認です。


電車の時間が遅れやすいことで有名なイタリアですが、

発着ホームも直前で変更になる可能性が高いので、

ギリギリまで動かないようにしましょう。



前の列車の発車が遅れ、3番線ホームを使っている状態のため、

今回も直前で1番線ホームに変更。


東京駅や新橋駅等の日本の大駅で直前の番線変更されたら

大焦り、しかも大きなキャリーやベイビーを抱えていたら

泣きたくなりますが、ここはトロペア駅


階段を上り下りする必要はなく、線路に降りて

隣のホームに行けばいい話


ちなみに場所にもよると思いますが、日本の様に

ホームと線路の間に高さがないので、

ススっと移動できちゃう。


それでも乗る電車があっているか心配な場合は、

車掌さんが必ず列車から降りてきてお客さんを見守っているので、

行先やチケットを見せてあっているか聞けば安心ですね。

青い電車のトロペアライン。

結構新しそうな感じがします。



正しい列車に乗り込みいざ出発!



車内は向い合いのボックスシートタイプ、山手線の様に

列車の左右で向かい合って座るタイプの二つあります。


座席はビニール皮張りで快適。

ボックスタイプと言っても、ヨーロッパサイズのため

日本人の私にはデラックスサイズでこちらも快適。


ただ、リクライニングできないのが残念なところ。


シート以外には、トイレ、自転車ポート、キャリーポート等

3両しかない割には充実の車内です。


実は犬も乗車可能らしく、小型であればチケットは必要なさそう。

私たちが乗った時も大人しいチャウチャウが乗っていました。


大人しすぎて、始めぬいぐるみかと思ったぐらいです。


可愛すぎて盗撮笑


ちなみに車内で静かにしないと・・・

という暗黙のマナーがあるのは日本独特の文化で、

こちらでは、大きな声で電話やビデオ通話でお話している人も。


子供などは爆音で音楽やSNS、動画を見ていたりもします。


犬よりも人間の方がやかましいですね(笑)



車内は結構きれいで整備されていました。


イタリアの高速鉄道と言われる

イタロ、フレッチャロッサ、フレッチャビアンコ、フレッチャアルジェントなどは

とても綺麗で、時間にもかっちりしていることが多いとのこと


以前ミラノからフィレンツェまで

イタロを利用したことがあるのですが、大変快適!

日本で考えると破格の値段で新幹線のグリーン車くらいの感じに乗れます。


車体もフェラーリのような真っ赤でかっこいい。

電車オタクでなくとも心躍る感じでした。



しかし、高速鉄道以外の電車で、古い車体だと

停車の時にキキッーっと耳に不快な爆音を響かせながら

到着します。


寝台列車とか地方各駅停車なんかがそれ。





電車の話はこのあたりにして。

それでは、トロペア駅からシッラ駅までご紹介。


①トロペア駅

ちなみにトロペア駅で乗りこむ際には、

進行方向右側の座席を何としても確保しましょう。

旧名称が物語るように、ティレニア海がずっと右側に見れるからです。


天気も良く、海の調子もいい時は本当に絶景が広がります。


強くおススメします。






②サンタ・ドメニカ駅

5分もしないうちに到着。

昔有名だったディスコクラブが右側に見えます。


ディスコクラブの名前はレブス(rebus)ラテン語で

パズル的な意味。



コンクリートで円錐の屋根。

2018年に閉館してから使われていないみたいで、

今は廃墟の様に見えます。


大人から若者まで社交と楽しみの場所だったみたいですが

時代の流れにより閉幕。


googleでrebus clubと検索すると楽しそうな人たちの写真が

沢山出てきます。

興味のある方はぜひ。



③リカーディ駅

うっすらと写真でも見えていますが、

駅を抜けるとすぐに海の向こうにシチリアが見えてきます。


かの有名なシチリアってこんなに近いんだ!と

改めて実感させられました。


トロペアを出てから20分も経過していません。


ササっと行きたいところだけど、問題は一日の本数の少なさか。。

きちんと計画もしくは数日の余裕をもっていくのがよさそう。


④ヨッポロ駅


名前が可愛い…!!!

(薄い感想しかなくてすみません。)


ヨッポロ駅周辺地域から見えるのは、

歴史的な見張り塔跡等。


アラブ人が海を越えて侵略にやってくるのに備えるため

砲撃台・見張り台として使われていたのだそう!


もう少し長くなりそうなので、

このあたりで次回へ・・・



それでは!




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