【実録】イタリアのコロナは今

 ブログをご覧の皆様こんにちは!


今日はコロナ関係の情報をご紹介。


人類の生活をガラッと変えさせた、コロナ。

今後どんなふうに解を導いていくのかは私には分かりませんが、

間違いなく未来の教科書に載るであろう真っただ中に

いる感覚はあります。



イタリアでは、早くにワクチン接種を推し進め、

3回目の接種がスタートしています。


2回目接種時より6か月経ったら3回目が受けられる仕組み。


トロペアでは、接種会場に小学校の体育館が使われています。

受ける場所は特に指定されていないので、

その他の町に行くこともOK

やっている時間帯や場所等自分の都合に合わせて接種という具合。


TESSERA SANITARIA(テッセラ サニタリア)という

衛生カードなるものの番号が国民一人一人に割り当てられているので、

その番号に基づき接種、グリーンパス(接種証明書)になります。


また、3回目接種(ブースター)を済ませた人はグリーンパスから

スーパーグリーンパスに進化を遂げ、

生活の中での行動制限が徐々に解除されます。


イタリアは国土が、いくつかの州に分かれているのですが

州や自治県ごとに色を決めて、危険度を区分しています。

色の変更は結構頻繁に行われ、金曜に発表され、

翌月曜日から有効になるパターンが多いです。


危険の度合いの高いほうから

レッド→オレンジ→イエロー→ホワイト 


年明け3日からは半分がホワイト、半分がイエローです。


ディスコやダンスホールは基本的に色を問わず閉鎖。


グリーンパスを持っていないと、職場にも行けません。


ジムやプール、映画館、劇場コンサートホール、

スタジアムや美術館も入場の際にグリーンパスの提示を求められることが

多いです。


イタリア人の毎日に欠かせないバールでも変化がありました。

今までは屋内の着席ゾーンに入るにはパスが必要でしたが、

立ち飲みや屋外席でも必須に。


飛行機や船、鉄道、バス、トラムといった公共交通機関も

グリーンパスがないと乗れません。

グリーンパスのQRコードを読み取ってもらいます。


公共交通機関は抜き打ちの検査が入っている様子。

この部分に関しては、トロペアは唯一の電車駅があるだけで、

トラムもバスもメトロもないので影響は少ない印象😏

田舎ではまだまだ車社会なイタリアです。


そしてマスクの着用義務が保健省命令として通達されています。

屋内、屋外を問わず(6歳未満の子供は対象外)マスクの着用


日本ではマスクをしていない人は、変な人・・という感じで

見られる印象ですよね。

イタリアでは、ルールとして定められる前は、

意識する人はつけていて、そうでない人も普通にいるという

混在した感じでした。(屋内は以前から必須だったので、

付けていないと逆に注意されます。)


更にマスクはFFP2で、といった具合に種類までも指定。


アッという間にスーパーや薬局では売り切れ。

中々手に入らないものになりました。

価格高騰を抑えるために政府が販売側に指導という形で

介入しているようです。


今では様々なカラーのFFP2マスクをしている人を見かけます。


陽性者、濃厚接種者の隔離と検疫も年明けから変更されました。


ブースター接種済みまたは、ワクチン接種サイクル完了4か月未満の人は、

条件付きで隔離機関が10日から7日。


条件とは、

①隔離の最後3日間が無症状

②隔離終了時に抗原検査か分子検査で陰性


ちょこっとイタリア語

陰性=ネガティーボ

分子検査=モレコラーレ


そして濃厚接種者の検疫について。


陽性者と最終的に接触した日から数えます。

検疫を終了するには、最終日に抗原または分子検査で陰性証明が必要です


10日間の人

・ワクチン未接種者(接種サイクルを完了していない人含む)

・接種サイクルを完了して14日未満の人


5日間の人

・グリーンパスが有効で無症状の人

(グリーンパスは2回目接種してから6か月間有効)


ちなみにワクチン反対の人をNoVAX(ノーヴァックス)と言います。

大きな都市ではでもなんかもあるみたい。


なしの人

→ただし接触のあった日から10日間はFFP2マスクを着用し、健康観察を5日間実施

・ブースター接種済み(スーパーグリーンパス)の人

・4か月以内にワクチン接種サイクルを完了している人

・4か月以内にコロナから治癒した人


コロナから治癒した人は、特に検疫も免除というのには

びっくりしましたし、ここでもマスクの種類指定!


ズラッといろんなルールを書いていきましたが、

抗原検査や分子検査をどんどん受けるシステム


町の薬局の前には、簡易スピード検査を求めて人が山の様に待っていますし、

分子検査ができる機関の前にはオープン前から人だかり。


スーパーのお肉量り売りの売り場のように、チケット制で、

番号が呼ばれるまでその辺にごちゃっと待ちます。


ちなみにクリスマスに向けてトロペアで

簡易スピード検査を受けました。


妊娠検査薬とおんなじ方式でラインが出たら陽性。

鼻の奥深くまでぐりぐりとやられる感じは

軽くトラウマになる体験(笑)


お値段は一人10€で、テッセラサニタリアと電話番号を伝えれば

陰性証明書も出してくれます。


ちなみに日本からイタリアに入国するには、以下の3ポイント。


①【必須】EU Passennger Locator Formを入力して提示すること

https://app.euplf.eu/#/form

②海外渡航用の接種証明書(接種後2週間以上経過済)または治癒証明書の提出

厚生労働省HP 接種証明書について

接種を受けた自治体により発行方法が異なります。

電子上での申請や交付(アプリでのQRコード)と紙媒体のものがあるみたい。

QRの申請にはマイナンバーカードが必須だとか。


③イタリア入国の72時間以内実施のPCR検査または、24時間以内の抗原検査陰性証明書

※6歳未満の子供はPCRまたは抗原検査の実施は免除され、

同伴する親と同様の扱い


①②③すべてを提示できる場合は、入国後の5日間の隔離と

隔離最終日の検査が免除されます。(1月初確認時点)

②③のいずれかがかけていたとしてもイタリア入国は可能ですが、

経由国や時期により状況は変化してきます。



色々な事務手続きが滞ることで有名なイタリアですが、

ワクチン接種だけは信じられない程スムーズにいくとの評判です(笑)


更に最新情報としては、50代以上のイタリア在住者には

ワクチン接種を義務付け、職場に行くには3回目接種が必要。

違反者には罰金もあるとか。


国の方針にはお国柄や文化などいろんな要因が絡んでいるなあと

一般人な私はぼんやり思うのでした。


何はともあれ、健康第一!

皆さんもお体に気を付けてお過ごしください^^


それでは!







このブログの人気の投稿

イタリアの万能薬 OKI

【告知】わくわく鮨 ついに営業再開!

トロペア初上陸

トロペアの町の名前の由来

お寿司屋さんへの道④

トロペアの海はティレニア海の真珠

【実録】洗礼式に行ってきた

【実録】日本語の先生

【実録】あこがれの海外挙式?への道①

【実録】日本とイタリアの接客の違い