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【実録】イタリア自動車免許取得への道⑤ 番外編

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 ブログをご覧の皆様こんにちは! 前回までのあらすじはこちらから 教習所へ通う経緯★ ① 入校必要書類手続き等★ ② クラス内の雰囲気★ ③ 運転理論試験突破!勉強方法★ ④ 今回は番外編という事で、イタリア人ならでは?な運転事情をつらつらとご紹介。 1、運転中もおしゃべり大好き イタリア人はお話と共にハンドジェスチャーを使うことでも有名。 手を抑えられたら、思うように話せない?なんて人もいるとかいないとか。 しっかりと身についた習慣は遺憾なく発揮されるわけで。 ハンドル操作中に両手を離してジェスチャーをすることも多々あります。 更に、同乗者も結構激しいテンションで運転手と話をするので (口論?と思うくらいの感情の高ぶりあり) 乗っている方はひやひやものです。 2、電話好き 上の特徴とも似たものですが、電話も大好き。 マンマをはじめ家族や親せき、長い付き合いの友人など 電話をする先は無限にあるイタリア人(笑) 電話をする理由も無限です。 お誕生日、守護聖人の日、近況報告(今何してるの?ご飯食べた?等)、 サッカーの話・・・などなど 片手運転または、耳と肩で挟んで通話している等 こちらも同乗者はひやひやです。 (ちなみに、運転免許取得の理論的にはNG!) 3、クラクション 日本ではクラクションの音を聞くときは本当に危ないことを知らせる 重大な何かが起きている(または起きそうだった)状態がほとんどですよね。 イタリアでは、クラクションを鳴らす行為がとてもフランクです。 ほんの少し前の車が停滞しただけで、ぷー!!! あれだけ「待ち」に慣れているはずのイタリア人ですが、車に乗っているときは 別問題。 1秒も待ってくれません (多少大袈裟に書いてますので、待ってくれる方も勿論います。 ただ、割合は日本に比べて少ないような。) 運転中、路上でもたもたしていると、 後ろの車からのプレッシャーは、とどまることなくかけられていきます。 すぐに口が出る人も。 NGワード連発で、「なにしてるんだ!」的な感じで すごい剣幕でキレる人も。 プレッシャーをかける意味だけではなく、いい意味でも クラクションを鳴らすことがあります。 知り合いに合図を送りたいとき 挨拶程度のものから、話したいから止まって欲しい時など 歩行者ともそうやってコミュニケーションをとるので、 始めは注意をされている...

【実録】サムライとあの有名歌手がやってきた!

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 ブログをご覧の皆様こんにちは! 今年の秋のトロペアにビッグなジャパニーズニュースがありました。 それは、侍アーティストのパフォーマンスグループと歌手の方が来て トロペアのホールで公演したこと。 キルビルのサムライ役として、あの大ハリウッド女優さんに 切られたことのある方。 それから、アニメ好きなら必ず聞いたことのある 迫力満点ボイスを操る歌手の方。 (進撃の巨人、ガンダム、その他ドラマ主題歌などなど・・・) 世界各地でイベント出演しているという中で、 今回ご縁がありイタリアはトロペアまで来てくださいました。 普段日本のカルチャーに直接触れることの少ないトロペアの人たち。 (そもそも日本人で住んでいるのは片手で余裕で数えられるほど) 公演は大盛況となりました。 今回の公演にあたり、個人的にトロペア滞在のポートメンバーとして 参加することになり貴重な経験となりましたので、 ここに紹介しておきます。 海外公演慣れしている一行の皆さんに初めてご挨拶ができたのは 本番当日の朝。 そこから会場の調整などに入ります。 照明、音響、席配置などなど・・ 私の役目は本番の司会進行(通訳)という大事な役回り。 想定の問答集を準備していったものの、 力にならず、主人にも助けてもらいながら、 大まかなカンペ(台本)を急ピッチで仕上げていきます。 自分のことを説明するのであれば、 多少間違えても、大丈夫!(笑) しかし今回は、はるばる日本から来てトロペアに日本の文化の浸透という 大きな使命をもってやってきた人たちの足を引っ張るわけにはいかんゾ!と 責任重大。 何とかやり切りました。 反省点は自分なりにあるものの、次回へのステップになった気がします。 公演翌日は、アーティスト写真、カバー写真の撮影。 トロペアの街並みを舞台に、 衣装を身に纏ったアーティストさんたちがかっこよくポージングを決めていきます。 トロペアの海、そして街並みを見て驚いている様子を見ると、 なんだか我がことのように嬉しくなるものですね^^ 写真撮影の背景に使えそうなヨーロッパ風小道なんかも沢山あり、 (しかも、超有名観光地なフィレンツェ市内等と異なり、 邪魔が入ることなく、ゆっくりと納得のいくまで撮影可能!) 3時間以上撮影をしました。 教会と海と夕日をbackにした写真の撮影時などは、 刻一刻と変わる風景を捉える...

【実録】イタリア自動車免許取得への道④

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 ブログをご覧の皆様こんにちは! 前回までのあらすじはこちらから 教習所へ通う経緯★ ① 入校必要書類手続き等★ ② クラス内の雰囲気★ ③ 今回は実際に私がしている勉強の方法をご紹介。 授業を受けながら、とにかくメモメモ。 メモという行為そのものに満足しないよう、 頭も同時に使いながら。 図や動画等を使った講義も多いので、 自分なりに落とし込む意味で、 標識や車の絵を書いたりもします。 講義の内容だけに集中すればいいのは、 ネイティブの特権。 羨ましい~ 私は講義内容が語られる「手段」であるイタリア語 にも注力しなければいけません。 講義の中で出てくる知らない単語はすかさずメモ。 スペルがその場でわからなくても、 雰囲気で書き記しておきつつ、 なんとなくの意味も添えておくようにします。 帰宅してから、今日の講義内容の内 理解不足だと感じる部分の動画を アーカイブから再受講。 単語はひとつづつ潰していく必要があるため、 携帯の暗記アプリを導入。 今後のことを考えると、今ここで両言語から相互に単語を引っ張り出せる イタリア語⇔日本語 (言われたことが理解できるし、自分の考えも相手に伝えられる) 状態がベストなのは十分承知の上。 しかし今回は免許取得という突破目的と期限を定めてやっていること。 試験形式は 「PC上で表示される試験問題を読み、 制限時間内に正誤を答える」。 目下、運転理論の試験合格に必要な イタリア語→日本語 (言われたことが理解でき、正誤の判断ができる ただし自分の言葉で伝えるには不十分) という状態になることを目標に暗記していきます。 最近の暗記アプリは進化しており、 脳科学的研究で発見された 忘却曲線に沿ってリマインドしてくれます。 つまり、短期記憶が薄れそうな いい感じのタイミングで 復習の機会を提示してくれる優れもの。 これで毎日増えていく、覚えるべき単語の波に飲み込まれ溺れる心配もなくなりそうです。 更にうれしいポイントは 写真も簡単に添付可能なこと。 特に名詞は、Google画像検索をフル活用。 文字情報だけでは理解できないものが、 途端にクリアになっていい感じに理解が進みます👌 おかげで写真フォルダは、実用的なスクリーンショットで溢れかえります(笑) 日本語でも知らなかった知識(車のエンジン機器など)を多言語で 学んでいくわけで...

【実録】イタリア自動車免許取得への道③

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 ブログをご覧の皆様こんにちは! 前回までの流れは以下をご覧ください。 教習所へ通う経緯★ ① 入校必要書類手続き等★ ② 前回の入校手続きを済ませ、 いざ授業開始です! 講義形式はオンラインと対面を毎回自由に選べ、時間は約1時間。 全24回分のレッスンビデオを視聴し、その後同単元の質問を解いていくスタイル。 講義後は自分の時間都合に合わせて、クラスに設置してあるPCを使って 試験問題をひたすら、解く。解く。解く 自動車免許を取得する年齢層(大体みんな16歳位)に交じって受講しているため、 まるでイタリアの現地高校に転校した気分! 特徴的なのは、 ・対話を中心として授業が進むこと ・はっきりと自分の考えを相手に伝えること、全員で共有すること ・時間がはっきりしないこと イタリアでの授業はきっとこんな感じなんだろうな~というのを 肌で感じることができます。 (対話について) 日本で私が受けてきた授業とは少し異なり、 先生が一方的に話すのではなく、生徒側に説明をさせる場面が多いです。 免許試験の正誤を答えるだけではなく、なぜその答えを選んだのか、 標識記号の意味の解説を求められます。 (自己主張・共有について) 生徒側も、気になったことは躊躇せず、思いついた0秒で口に出して質問しています。 そのおかげで先生は生徒の躓きポイントを掴むことが出来ますが、 おしゃべりで早とちりな生徒がいた場合は、 全ての生徒が巻き込まれるというデメリットも(笑) 講義の履修がすべて修了した生徒の中から、 しっかりと勉強も重ねており合格できそうだという生徒から 選抜されて試験日の枠に割り振りされます。 受験当日は、同じクラスの生徒が受けてきた試験及び回答を全員で見て、 間違えた設問の解説を聞きます。 学校側も個人が間違えた箇所をクラス全体に共有していく姿勢なので、 生徒の私たちは、間違いを晒される・・・という恐怖や変なプライドは捨て、 ガンガン攻め込むことが成長と理解のキーポイントの様です。 日常生活をしていて感じる、イタリア人特有の 相手の話に被せ合うような会話の進め方は、幼少期からこのような場面で 立派に逞しく鍛え上げられた、賜物なんだと感心しました。 (時間について) 開始時間が10分、30分遅れることはざらにあります。 前後にある別の種類の講義(バイク限定、船舶など)の時間によ...

【実録】冬は薪ストーブ教に入信することにした話

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 ブログをご覧の皆様こんにちは! 今年はなかなか冬がやって来ず、11月中旬になっても半袖で過ごせていたトロペア。 突然1週間ほど、気温下降と雷雨強風続きという試練のような日々が続きました。 我が家では昨年設置した薪ストーブを今年も解禁! 本当に便利です。 ・すぐに温まる ・ランニングコスト0 ・調理できる ・洗濯乾燥できる ・癒される (即効性) 薪ストーブを稼働させるとすぐに部屋全体が温まります。 ストーブ自体は勿論、ストーブ上にある煙を外に逃がす装置も熱くなるので、 空気に触れる面積が広いのだと思います。 空気穴の開き具合で、薪の消費スピード、炎の大きさを意外と細かく調整できます。 (コスト) 初期費用は掛かりますが、ペレットや購入薪ではなく 庭の木を切った薪を使っているので、実質0コスト! (労働コストはありますが、自分の生活に直にすべて還元されると思えば安いです(笑)) 電気代は夏に比べて下がっているものの、 暖房の電気代、そして調理のガス代等も抑えることができます。 ローリエの木、オリーブの木が際限なく生えてくるため、 バンバン切って夏前に放置していた薪です。 特にローリエの木は薪ストーブからいい香りが漂います。 (調理) ストーブの上に置いて放っておくだけ。 簡単に本格的な煮込み料理が出来ます。 主人の得意料理ハンガリー料理のグーラッシュもこの方法で作れます。 キッチンでないところで料理ができる過程はなんだかワクワクします。 強火が必要なものはまだ挑戦したことがないので、 今年の冬に挑戦出来たらと思っています^^ (洗濯乾燥) 夏とはうって変わって、 悪天候だったりどんよりとした曇り空が多い トロペアの気候に適しているのはこれしかない。 最適解。 全自動洗濯乾燥機もいいけれど、 乾燥が終わったタイミングを見計らってすぐに出さなきゃいけないし、 外に干しておいても夕方の湿気ですぐに濡れちゃうし。 夜干しもいいけど、イタリアの天気予報はあんまりあてにならなくて 洗濯ものが雨にさらされる悲しみはいくばくか・・・ それに対して、薪ストーブは、 洗濯ものをストーブ前に設置して放置しておくだけで 数秒でしっかりパリッと乾いているというもの。 ものによりストーブに近づけたり遠ざけたりと 必ず目につくところにいて、手入れをしてあげないといけませんが、 色々と同時...

【実録】イタリア自動車免許取得への道②

 ブログをご覧の皆様こんにちは! 免許を取得するに至った経緯は前回★ ① をご覧ください^^ 勉強に集中できるまとまった時間が出来たので、 イタリア教習所に通う決心をした私。 トロペアにある教習所の扉をたたきます いざ・・・たのも~!!! 【必要書類】 ・ペルメッソ・ソッジョルノ(滞在許可証) ・コーディチェ・フィスカーレ(社会保障番号) ・証明写真1枚 3*4 ・カルタ・イデンティタ(身分証明IDカード) ・ホームドクター記入書類(教習所で取得)  ※運転に際し疾患などありませんよという内容証明書類 個人情報の登録に行くと、 支払のためのインボイスとその他必要書類をもらえます。 【支払】 ・登録料(印紙、支払手数料含む)47.4€ ・医者関係印紙18.5€ ・視力チェック50€(現金のみ) ・その他印紙18.5€ 教習所所属の眼科で視力チェックを受け、支払及びホームドクター 記入済み書類を提出し、晴れて入校です! 合計134.4€で教習所に通えるとは、とても良心的ですね^^ やはりイタリア在住の方でこちらで新規で免許取得をする人は少ないようで、 インターネット上では日本の免許をどう書き換えるかという情報ばかり。 新規取得組(がいれば?)参考になればうれしいなと思い 入校にあたっての詳細をお伝えしました^^ 次回は授業の様子などお伝えしていきます~ それでは!

【実録】イタリア自動車免許取得への道①

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 ブログをご覧の皆様こんにちは! 土砂降りの雨と風、そして雷が鳴り響くトロペアよりお届けするのは、 イタリアで免許取ってみた~~!(仮) という試みです。 日本でも自動車免許(以下、免許)を取得していない私。 理由は以下の通り。 ・生活の大半が都内で完結しており、車の必要性がなかった ・性格的に一つのことに集中しないと成果が出ないタイプのため、 周囲が免許取得する学生時期には部活に集中したく、教習所に通うのをあきらめた ・部活引退から卒業まで時間があったが、どうせ同じ時間とお金を使うなら 卒業旅行だ!と考え通うのをやめた ・仕事で必須などの迫られる理由がなかった ・自動運転システムの到来に期待大だった 色々言っておりますが、要するに緊急性を感じていませんでした。 まあ、いつか取れたら取ろうかな~ぐらいのぼんやりとしたマインド(笑) ところがどっこい、その考えがトロペアに来て、急変! トロペアは鉄道駅が1つあるだけで、 生活するにはザ車社会のローカル地域。 バスもありますが、それは夏限定だったりスクールバスだったり(笑) 私が使うものではないことは確か。 子供の様に送り迎えを常にしてもらわないといけない状況になりました。 車以外の手段は、自転車もしくは歩き。 基本的には誰かと常に行動を共にすることになります。 広さおよそ2キロ四方のトロペアですので、できないことはありません。 が!雷雨、強風の日は特に歩きたくないものです。 更にコンビニもないので、スーパーでお買い物するときは 中々の重量になること必須。手持ちは結構きついです(笑) 車の免許を取得することは、日々の行動選択の制約が減り、 自律的、効率的な生活につながります。 選択肢が増える・・・なんてハッピー! そんなこんなで、イタリアで免許を取得することに決めました。 ・外国語を使った未知の領域の勉強(交通法、車の知識0👀) ・MT車主流 ・左ハンドル、右側走行 ・イタリア人の運転気質(これは後々・・・)を考慮した運転 ハードルが高いことは決定的ですが、 何とか乗り越えたいと思います! 実現しますように! 応援よろしくお願いします^^ それでは!

【実録】滞在許可証、更新への道①

 ブログをご覧の皆様こんにちは! またまた、ながらく投稿期間が経過してしまいました😅 今回はイタリアで生きていくのに必要となる 手続きに関するお話。 家族資格としての滞在許可証を取得したのは、 ちょうど去年の秋頃。 長く複雑な手続きを経て、滞在許可証をゲットし、 ああ、これで期限の2026年まではこんなに大変な思いをしなくていいんだ…!と安堵したことを覚えています。 しかし、安心したのも束の間、 幸か不幸か受け取った翌週から新しいルールが適用開始。 新ルールとは、現状の家族資格の滞在許可証(a5紙タイプ)は2023年8月に撤廃され、 プラスチックカードタイプに移行するとの事。 有効期限が2023年8月以降であっても、 その日を迎えたら強制的に無効となるのだとか。 しかも、まぁ、言ってしまえば国の都合での変更なのに 保持者自身で更新手続きをしないといけないとかなんとか…😭 重い腰を上げて動き出しました。 移民局のあるクエストゥーラという機関に赴きます。 事情を説明すると必要書類のリストをゲット。 -N°3 Foto formato tessera  証明写真3枚 -Marca da bollo (16,00€) 収入印紙 -Bollettino PSE (30,46€) 郵便局のKITに入っている -Fotocopia passaporto (tutte le pagine timbrare) パスポート押印ページ全てのコピー -Certificato di matrimonio  結婚証明書 -Dichiarazione di convivenza e matrimonio resa del coniuge  配偶者による同居及び婚姻の証明 -Fotocopia reddito di coniuge  配偶者の収入証明 -Fotocopia Carta d’identità del coniuge  配偶者の身分証明書コピー  郵便局で受け取れる無料の申請用KITを受け取り、 上記必要書類を全て揃えて提出です。 ※クエストゥーラ毎に必要と言われる書類が異なったり、値段が異なる場合もあるかと思います。 手続きされる方がいれば参考程度と思って見てください。 なにせ私の住む州は、日本人登録者1人という...

【収穫】10月にとれる果物

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ブログをご覧の皆様こんにちは! 食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋・・ ゲストはバカンス、ホストは怒涛という トロペアの夏が終わり、実り豊かな秋が南イタリアにもやってまいりました。 という訳で突然ではありますが、 10月に我が家で収穫できるフルーツをご紹介します。 さて、10月のフルーツ。それは、 メログラーノ(柘榴)と メーレ・コトーニェ(セイヨウカリン) 柘榴は形や名前は知っていたものの、 東京に住んでいた時には真っ赤なジュースとして、摂取したことしかありませんでした。 ※柘榴ジュースの味もよく思い出せない程、記憶はかなた遠くにありますが👻 実際に育つ様子を見ながら、 出来上がりを待つ日々。 それはまるで 可愛いわが子を見守っているかの様です。 突然鳥たちに食べられていることも多々あるので予めショックを受けない距離感で 見守ることが必要です。 柘榴の身の周りが真っ赤になったら食べごろ。 上部を四角く切り、パカリと開けます。 中に白い仕切りがあるので切り込みを入れて、セクションに分かれてもらいます。 水を張ったボウルや深皿(我が家はラーメン椀愛用中!)の中に手ごと突っ込んで 粒々をほぐしていきます。 力を入れすぎないことがポイント。熟れている中の粒々はプリっと弾力がありますが 柔らかいのもまた事実。 最後に水を数回入れ替え汚れをサッと流して、いただきます~^^ ヨーグルトに入れたり、サラダに振りかけたり。 粒々の中芯が主張してきますので、苦手な人もいるかも・・・? ジュースで味わっていた人工的な味ではなく 素朴な甘さを味わえます。 きっとジャムにしても美味しそう。 セイヨウカリン イタリア語では綿リンゴ。 その名の通り、果実一面産毛のようなものに覆われていてフワフワです。 表面はフワフワなクセして、実自体はゴルフボールほど硬いという ツンデレの逆をいく、人間だとしたら若干迷惑そうなやつ。 再掲 左が綿付き、右が無し。 黄緑色と言ったところでしょうか。 そのまま食べることもできないので、鳥に狙われる心配も皆無。 人間が食べるには、十分に茹でこぼしをして実を柔らかくしてからです。 主な加工法はジャム。 まはた豊富なペクチンを利用してゼラチンケーキのようなデザートにして いただきます。🙏 リキュールにしたり蜂蜜漬けにしてアイスクリームトッピングにするなどの ...

【手引】ないなら作ればいいじゃない 梅干し編

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 ブログをご覧の皆様こんにちは! 大変お久しぶりな投稿となりましたが 日本の味と聞けば何を皆様は思い出しますか? 海苔? 白ご飯? 味噌汁? 佃煮? 色々ある中でも、そう、私たちのソウルフード。 梅干しはお忘れなく!(笑) ごはんにも合う、サラダのドレッシングや、お魚との煮物 たたきにして、さっぱりとお素麺の付け合わせにも・・・ イタリアに住んでいると、日本固有の食材を手軽にお安く見つけることは 困難を極めます。 ミラノやローマ、フィレンツェなど都市部かつ日本の文化も ある程度浸透している場所ではアジアンフードスーパーという素晴らしい文化が 浸透しており、日本食材に出会うハードルはかなり下がるはず。 しかしここはトロペア。 南イタリアの片田舎のため、信号機もない、駅は一つだけという町。 吉幾三「おらこんな村いやだ」の町の状況に近そうです(笑) そんな中、知恵を絞ってないなら作ればよいという先人の知恵を インターネットで発見。 梅ではなく、5月~6月にかけて旬を迎えるアプリコット (イタリア語ではアルビコック)を使用します。 手順は至って簡単で、きれいに洗浄し、分量のお塩を絡めて重しをしながら 2週間ほど放置。 浸透圧の作用が働き、徐々に水が上がってきます。 完全に浸って数日したら、お天気のいい日に天日干し。 フルーツや野菜が安くておいしくて大量に手に入り、 特にトロペアはお日様に困らない土地柄。 考えてみれば絶好の土地でした。 現在進行形で作成中のため、実際に口にすることが出来るのは、 来年の春以降になりそうですが、梅干し活動を地道に 続けていければうれしいなと思っています。 何よりも、コロコロとしてるアプリコットが 一つ一つ文字通り手塩に掛けて、梅干しに出来上がっていく過程が なんとも愛らしい!!(笑) 来年の春が楽しみです・・・・😋 考えただけで口の中にヨダレガジュルリ・・・ それでは!!

【実録】あこがれの海外挙式?への道④

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 ブログをご覧の皆様こんにちは! 教会式を終え、披露宴会場に到着したところからスタート。 それぞれの自家用車がクラクションをビービー鳴らしながら 移動します。 ※まあまあ迷惑!(笑) ※ちなみにイタリアではクラクションの音が日本より身近。 友達とすれ違った時など、さもない理由でプっとクラクションを鳴らします。 始めの頃は、突然のクラクションの音にびっくりしきりでした。 ローマは短気なドライバーが多いことで有名。 一瞬道が詰まっただけで、後ろから怒涛のクラクションプレッシャーが来ます。(笑) 披露宴会場では、夕日を見ながらアペリティーボタイム。     日本の様にシナリオが分刻みで計画されていることはなく、 前撮りで撮ったビデオの上映、生バンドの演奏(常に) ケーキカット、ファーストダンスの主要ポイントさえ押さえればOKというスタイル ケーキカットは周囲に花火が上がり、なんともまぶしかったです。 ケーキカットの後は自由に解散。 イタリア側のゲストには日本で吟味を重ね準備した風呂敷を 日本側のゲストにはカラブリア特産詰め合わせセットをお渡し。 主人側だけでも100人ゲストがいたため、一人ひとりへのご挨拶が 永遠に続くかと錯覚するほど。 ※忘れてはいけないので、イタリア人はお話好き。  一人の時間が10分~15分以上を覚悟しなければなりません(笑) 自由解散とは言いつつも、そのタイミングで帰路につくのは70~80代の世代 とうに23時を回っておりますが、その世代の方々も含め、すッごく元気。 次に続くは、子連れの家族など。。 若者は・・・ な、な、なんと衝撃の深夜3時頃まで踊って歌って飲んで・・・ 大学1年生並みの体力です!! プールサイドでのダンスパーティー、そして電車ダンスが始まります。 電車ダンスとは、前の人の肩をもって、どんどん連なっていくもの。 音楽に沿って楽しく前の人についていけばOK。 プールのある会場でしたが、その周りをぐるぐる💫💫 滅多に酔いつぶれることのない主人のお友達衆、 飲みすぎ、踊りすぎ、はしゃぎすぎの3コンボにより、 見事につぶれておりました。 楽しんでくれていたならば本望です^^ 日本からのお友達や家族が来ていたら、 主人の側のゲストと絶対に全員がお友達になれただろう・・・!と思うと そこだけが唯一悔しいポイントではありますが、 人...

【手引】スーパーマーケットのチラシから見るカラブリア州特産品

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ブログをご覧の皆様こんにちは! イタリアの北から南まで全国チェーン展開をしている スーパーと言えば、「コナッド」 地域によって見かけるスーパーが異なるという感覚は イタリアも同様。 コナッドのカラブリア特集を入手しましたので、 ブログで皆様にご紹介 8月のバカンスに来る人をターゲットにした カラブリア特集 ※0㎞(0キローメトリ)  いわゆる日本での地域特産物。  地元で栽培したもの、採れたもの、育てたもの等  ローカルのものを指します。 チーズやサラミ、カラブリアと言えば外せない ンドゥーヤもありますね。 オリーブはオイルと辛み(ンドゥーヤ)に漬け込まれた長期保存がきくタイプのもの チーズはフレッシュなリコッタチーズ、プロボラチーズ、プロボラのピッカンテ(辛み入り)チーズ、ペコリーノチーズ、カチョカバロ・・・∞ イタリアサッカーに通じた方ならご存じ? サッカークラブを有する、クロトーネという町。 カラブリア州東部のイタリア国土全体から見ると、 ちょうど”土踏まず”部分にあたる場所にあります。 クロトーネ産のチーズも見受けられます! サラミの種類も豊富。 辛いものや、プロボラチーズの中に金太郎飴のようにサラミが入っているものも。 ティレニア海産のアリーチ(イワシ)やコッツェ(ムール貝)、 トロペアの赤玉ねぎやフレッシュ赤唐辛子等。 保存ものが続きます。 玉ねぎや、ンドゥーヤ、ジャムやオリーブオイルなど。 日本と比較して保存容器に採用されるのは圧倒的にプラスチックではなく ガラスなイタリア。 日本からの旅行者は、 持ちかえりの際の破損リスク、およびキャリーの重量オーバーのリスクとは 常に隣り合わせを強いられます(笑) 何かの保存容器としても再利用可能でエコなところはいいところ。 カラブリアのコーヒーと言えば、カフェマウロとグリレーモ。 カプセルタイプや粉タイプと様式の違い、豆の配合による味の違いなど・・・ 最後のページはカラブリア州にあるコナッドの店舗リスト。 初見でイタリア全国のリストかと勘違いするほどの店舗数! どこにいっても見つかるスーパー、コナッド。 各地域で陳列商品の比較をするのも楽しそう・・・!! 機会があれば、ぜひお試しください! それでは!

【実録】あこがれの海外挙式?への道③

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 ブログをご覧の皆様こんにちは! 前回の投稿はこちらからどうぞ^^ 道① 道② 結婚式当日のお話 16時に教会挙式、19時くらいから披露宴開始。 12時にはメイクとヘアーが始まり、 出張してお家まで来てくれます。 十分余裕をもってスタートしたはずが、想定外に時間がかかり 着物を着るために使う時間が刻一刻と無くなり焦る我が家一同。 そんな我々の気も知らずに イタリア撮影クルーがずんずんと部屋に入ってくるではありませんか! そして、沢山のポージング支持が飛び交います。 いいね~!笑って~ はい、お互い見つめ合って~ そこで手止めて~ イタリア語が分からなくても、グイグイ感は人類皆感じられるものでした(笑) 家族の団結力が試される中、両親は知らない言語の圧力にプチパニックになりつつ、 何とか乗り切った私たち。 余談ですが、イタリアの結婚式には様々な 縁起を担ぐルールが多くあります。 ・前日は新郎新婦は別々にいなければならない ・新郎新婦別々の場所(それぞれのお家だったり)で支度をして ・教会式で会うまでは接触禁止 ・それぞれの支度場所には、お祝いに来てくれた人たちにお振る舞いをできるよう 準備しておく(ドルチェ、スプマンテなどなど) 彼は自分のホテルから出発、 私は叔母様に場所を提供いただき無事に別々の支度場所を確保しました。 それぞれの場所をお花やお菓子で飾り付けなければいけないため、 当日の朝ギリギリまでてんてこまいとはこのこと・・・(笑) 本当に主人の家族には感謝×100 教会に到着したものの、すでに南イタリアならではの30分遅れ気味(笑) 時間厳守!な日本人チームは終始そわそわ、状況が分からずやや焦り。 ※後で判明したことでしたが、主人が教会式の間に私に渡すはずの ブーケを支度場所に忘れており、別の人が取りに行っていたため、 結果として私たちが到着予定時間ぴったりに着いていたら、 逆に困ったことになっていたとのこと(笑) 結果オーライとはこのこと!!! 新郎側、新婦側のいずれもが南イタリア時間で動くことが 大事だと学びました(笑) 到着した時には、いつも見る教会とは様変わりしていて、 数日前に打ち合わせしたお花で埋め尽くされていました! 母からベールダウンの代わりに花束を受けとり、いざバージンロードへ。 教会の中は文字通り人で溢れかえっており、 何処を見て...