【実録】あこがれの海外挙式?への道②

 ブログをご覧の皆様こんにちは!


以前に引き続き「道」シリーズ第2弾です。


※前回の投稿は下記をご覧ください

【実録】あこがれの海外挙式?への道①


◇教会予約

トロペアで一番偉いとされているDon Ignazio(ドン インニャッツォ)

日本人には難しい発音ですが、近いものをカタカナであてはめました。


宗教的に偉い人!というイメージから、お会いする前は身構えておりましたが、

実際会ってみるととても穏やかな時々お茶目な

とっても綺麗な白髪のおじいちゃま。という印象。


アポイントを取って部屋に向かうと、パソコンをカタカタ。

必要な書類を印刷中でした。


ちなみにお部屋の中に「来世で会いましょう」と日本語で書かれた

木の箱を見つけました。


日本語をここトロペアで見かけるのは大変珍しいので

まじまじと見てしまいましたが、意味がちょっと深く沢山の意味が

汲み取れそうでしたので特に触れずにスルーすることにしました。

※日本人が書いたにしては、粗っぽい文字だったのも、またひとつの要因。



不思議な気持ちになりつつ、本題へ。

宗教混合の式を開くための書類を埋めていきます。


主な質問はざっと以下の通り

・基本的な個人情報

  名前、住所、国籍、連絡先等

・なぜ教会式を選択したのか?

・結婚できる状態にあるのか?(すでに他の人と婚姻状態にないかどうかの確認)

・一生に一回の結婚か?

・子供は欲しいのか?

・生まれた子供は洗礼を受けさせてキリスト教徒とするか?


大きながらんとした部屋に通されて、3人で淡々と進めていくこの時間は

とてもピリッとした緊張するものでした。


教会での答え方(長めのイタリア語のフレーズを暗唱しないといけない)なども

教えてもらいました。


意味としては、主人のものに同意します的な感じ

※すでに暗唱したのですが、忘れてしまいました😂


ピリッとしている空気の中、お茶目な一面を見ることができました。


忙しい立場の方なので話している最中にも沢山電話がかかってきます。


電話の相手が中々物分かりが悪かったりして長引いているときは

私たちにジェスチャーで「やれやれ困ったもんだ。。(^_-)-☆」という風に

場を和ませてくれたチャーミングな方でした。


◇披露宴会場


こちらの披露宴は耐久レースに近いのをご存じでしょうか。

夕方から始まる場合はなんと日を跨いでまで

飲んで食べて踊って歌ってお祝いするのが普通という

なんともエネルギーの高いイベント。


南イタリア特有の文化

拘束時間は子ども連れでも、ご年配でも

軽く7時間はあります。(笑)


結婚式もそうですが、洗礼式を代表とする宗教行事は、

招待を受けた側もタフさを求められるイタリアです。


披露宴会場では、

食べ物の配膳も常に卓上でのスタイルか、一部ブッフェスタイルかを

選択することが可能です。


円卓の色の感じや配置、飾りつけなどを含めて

現地に何度も足を運び事細かに決めていく必要があります。


食事の種類も沢山ある中から試食をして選んでいきます。

※冬季はお休みシーズンのところも多く、営業していないことから

試食はおろか、オーナーさんと連絡がつかないこともザラにあります。

そのため、営業開始しているけど、観光客押し寄せていないシーズンに限定して

いろんな話し合いが落ち着いてできるのです。


つまり、試食や卓上デザインなんかも決まるのは

超々ギリギリです。


心配する気持ちを強く奮い立たせて大丈夫と言い聞かせるスキルが

育ちます⏫⏫


新郎新婦が到着するまでは基本的に何にも触れてはいけないという

謎ルール。

教会の式が終わり、写真を撮りつつ移動するのですが、

その間、招待客は待つことになります。


地元の若者グループなどはその間に

行きつけのバール(お酒の提供と少しのアペリティーボが楽しめることろ)にて

一杯ひっかけてから来るそうで。


アペリティーボとドルチェはブッフェスタイル、

プリマとセコンドは卓上に運ばれてくるスタイルにしました。


ちなみにアペリティーボの種類と量は尋常ではない程ありますので

もしも南イタリアの結婚式の招待状が来ましたら

ペース配分にはご注意下さい(笑)


◇写真


以前の投稿でほぼすべてのサービスを選んだため、

事前に前撮りをしました。


トロペア近郊の街並みを背景にして、撮影クルーは3人。

途中でインタビュー的なものも挟みながら

映像と写真を撮りだめていきます。


言われるがままに撮影していたら

ひと昔前の少女漫画をベースにした、

安っちいドラマ仕立てのシナリオが出来上がりました。


私たちは面白がるタイプでしたが、

拘りがある方は事前に考えておいた方がいいかもしれません。



◇招待状



一つ一つの招待状にリボンをかけてシーリングをしていきます。

指を火傷しないように注意!

イニシャルを型取りしたスタンプを購入し、

熱いシーリング用のロウを垂らして、ぎゅっと封印。

内職をしている気分になりながら、二人で楽しく作業していきます。


ちなみに招待する人の名前の書き方ですが、


Gentilissili (Gentilissimo/a) Sinor(i/a/e) ○○


ジェンティリッシモ シニョール ○○ のような感じです。

○○にはいる性別や複数人か一人なのかによって

語尾が変化するのは、もはやイタリア語あるある。


それから最後にS.P.M(Sue proprie mani )


郵便ではなく、「手渡しで」という意味の時に使います。

厳密な、大事なものというニュアンスも含み

封筒の右下に書くルールがあるようです。


準備をするごとに知らない単語だけでなく、

文化の部分も学べているような気がします。


またの進捗をお待ちください!


それでは!




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