投稿

12月, 2022の投稿を表示しています

【実録】イタリア自動車免許取得への道⑤ 番外編

イメージ
 ブログをご覧の皆様こんにちは! 前回までのあらすじはこちらから 教習所へ通う経緯★ ① 入校必要書類手続き等★ ② クラス内の雰囲気★ ③ 運転理論試験突破!勉強方法★ ④ 今回は番外編という事で、イタリア人ならでは?な運転事情をつらつらとご紹介。 1、運転中もおしゃべり大好き イタリア人はお話と共にハンドジェスチャーを使うことでも有名。 手を抑えられたら、思うように話せない?なんて人もいるとかいないとか。 しっかりと身についた習慣は遺憾なく発揮されるわけで。 ハンドル操作中に両手を離してジェスチャーをすることも多々あります。 更に、同乗者も結構激しいテンションで運転手と話をするので (口論?と思うくらいの感情の高ぶりあり) 乗っている方はひやひやものです。 2、電話好き 上の特徴とも似たものですが、電話も大好き。 マンマをはじめ家族や親せき、長い付き合いの友人など 電話をする先は無限にあるイタリア人(笑) 電話をする理由も無限です。 お誕生日、守護聖人の日、近況報告(今何してるの?ご飯食べた?等)、 サッカーの話・・・などなど 片手運転または、耳と肩で挟んで通話している等 こちらも同乗者はひやひやです。 (ちなみに、運転免許取得の理論的にはNG!) 3、クラクション 日本ではクラクションの音を聞くときは本当に危ないことを知らせる 重大な何かが起きている(または起きそうだった)状態がほとんどですよね。 イタリアでは、クラクションを鳴らす行為がとてもフランクです。 ほんの少し前の車が停滞しただけで、ぷー!!! あれだけ「待ち」に慣れているはずのイタリア人ですが、車に乗っているときは 別問題。 1秒も待ってくれません (多少大袈裟に書いてますので、待ってくれる方も勿論います。 ただ、割合は日本に比べて少ないような。) 運転中、路上でもたもたしていると、 後ろの車からのプレッシャーは、とどまることなくかけられていきます。 すぐに口が出る人も。 NGワード連発で、「なにしてるんだ!」的な感じで すごい剣幕でキレる人も。 プレッシャーをかける意味だけではなく、いい意味でも クラクションを鳴らすことがあります。 知り合いに合図を送りたいとき 挨拶程度のものから、話したいから止まって欲しい時など 歩行者ともそうやってコミュニケーションをとるので、 始めは注意をされている...

【実録】サムライとあの有名歌手がやってきた!

イメージ
 ブログをご覧の皆様こんにちは! 今年の秋のトロペアにビッグなジャパニーズニュースがありました。 それは、侍アーティストのパフォーマンスグループと歌手の方が来て トロペアのホールで公演したこと。 キルビルのサムライ役として、あの大ハリウッド女優さんに 切られたことのある方。 それから、アニメ好きなら必ず聞いたことのある 迫力満点ボイスを操る歌手の方。 (進撃の巨人、ガンダム、その他ドラマ主題歌などなど・・・) 世界各地でイベント出演しているという中で、 今回ご縁がありイタリアはトロペアまで来てくださいました。 普段日本のカルチャーに直接触れることの少ないトロペアの人たち。 (そもそも日本人で住んでいるのは片手で余裕で数えられるほど) 公演は大盛況となりました。 今回の公演にあたり、個人的にトロペア滞在のポートメンバーとして 参加することになり貴重な経験となりましたので、 ここに紹介しておきます。 海外公演慣れしている一行の皆さんに初めてご挨拶ができたのは 本番当日の朝。 そこから会場の調整などに入ります。 照明、音響、席配置などなど・・ 私の役目は本番の司会進行(通訳)という大事な役回り。 想定の問答集を準備していったものの、 力にならず、主人にも助けてもらいながら、 大まかなカンペ(台本)を急ピッチで仕上げていきます。 自分のことを説明するのであれば、 多少間違えても、大丈夫!(笑) しかし今回は、はるばる日本から来てトロペアに日本の文化の浸透という 大きな使命をもってやってきた人たちの足を引っ張るわけにはいかんゾ!と 責任重大。 何とかやり切りました。 反省点は自分なりにあるものの、次回へのステップになった気がします。 公演翌日は、アーティスト写真、カバー写真の撮影。 トロペアの街並みを舞台に、 衣装を身に纏ったアーティストさんたちがかっこよくポージングを決めていきます。 トロペアの海、そして街並みを見て驚いている様子を見ると、 なんだか我がことのように嬉しくなるものですね^^ 写真撮影の背景に使えそうなヨーロッパ風小道なんかも沢山あり、 (しかも、超有名観光地なフィレンツェ市内等と異なり、 邪魔が入ることなく、ゆっくりと納得のいくまで撮影可能!) 3時間以上撮影をしました。 教会と海と夕日をbackにした写真の撮影時などは、 刻一刻と変わる風景を捉える...

【実録】イタリア自動車免許取得への道④

イメージ
 ブログをご覧の皆様こんにちは! 前回までのあらすじはこちらから 教習所へ通う経緯★ ① 入校必要書類手続き等★ ② クラス内の雰囲気★ ③ 今回は実際に私がしている勉強の方法をご紹介。 授業を受けながら、とにかくメモメモ。 メモという行為そのものに満足しないよう、 頭も同時に使いながら。 図や動画等を使った講義も多いので、 自分なりに落とし込む意味で、 標識や車の絵を書いたりもします。 講義の内容だけに集中すればいいのは、 ネイティブの特権。 羨ましい~ 私は講義内容が語られる「手段」であるイタリア語 にも注力しなければいけません。 講義の中で出てくる知らない単語はすかさずメモ。 スペルがその場でわからなくても、 雰囲気で書き記しておきつつ、 なんとなくの意味も添えておくようにします。 帰宅してから、今日の講義内容の内 理解不足だと感じる部分の動画を アーカイブから再受講。 単語はひとつづつ潰していく必要があるため、 携帯の暗記アプリを導入。 今後のことを考えると、今ここで両言語から相互に単語を引っ張り出せる イタリア語⇔日本語 (言われたことが理解できるし、自分の考えも相手に伝えられる) 状態がベストなのは十分承知の上。 しかし今回は免許取得という突破目的と期限を定めてやっていること。 試験形式は 「PC上で表示される試験問題を読み、 制限時間内に正誤を答える」。 目下、運転理論の試験合格に必要な イタリア語→日本語 (言われたことが理解でき、正誤の判断ができる ただし自分の言葉で伝えるには不十分) という状態になることを目標に暗記していきます。 最近の暗記アプリは進化しており、 脳科学的研究で発見された 忘却曲線に沿ってリマインドしてくれます。 つまり、短期記憶が薄れそうな いい感じのタイミングで 復習の機会を提示してくれる優れもの。 これで毎日増えていく、覚えるべき単語の波に飲み込まれ溺れる心配もなくなりそうです。 更にうれしいポイントは 写真も簡単に添付可能なこと。 特に名詞は、Google画像検索をフル活用。 文字情報だけでは理解できないものが、 途端にクリアになっていい感じに理解が進みます👌 おかげで写真フォルダは、実用的なスクリーンショットで溢れかえります(笑) 日本語でも知らなかった知識(車のエンジン機器など)を多言語で 学んでいくわけで...

【実録】イタリア自動車免許取得への道③

イメージ
 ブログをご覧の皆様こんにちは! 前回までの流れは以下をご覧ください。 教習所へ通う経緯★ ① 入校必要書類手続き等★ ② 前回の入校手続きを済ませ、 いざ授業開始です! 講義形式はオンラインと対面を毎回自由に選べ、時間は約1時間。 全24回分のレッスンビデオを視聴し、その後同単元の質問を解いていくスタイル。 講義後は自分の時間都合に合わせて、クラスに設置してあるPCを使って 試験問題をひたすら、解く。解く。解く 自動車免許を取得する年齢層(大体みんな16歳位)に交じって受講しているため、 まるでイタリアの現地高校に転校した気分! 特徴的なのは、 ・対話を中心として授業が進むこと ・はっきりと自分の考えを相手に伝えること、全員で共有すること ・時間がはっきりしないこと イタリアでの授業はきっとこんな感じなんだろうな~というのを 肌で感じることができます。 (対話について) 日本で私が受けてきた授業とは少し異なり、 先生が一方的に話すのではなく、生徒側に説明をさせる場面が多いです。 免許試験の正誤を答えるだけではなく、なぜその答えを選んだのか、 標識記号の意味の解説を求められます。 (自己主張・共有について) 生徒側も、気になったことは躊躇せず、思いついた0秒で口に出して質問しています。 そのおかげで先生は生徒の躓きポイントを掴むことが出来ますが、 おしゃべりで早とちりな生徒がいた場合は、 全ての生徒が巻き込まれるというデメリットも(笑) 講義の履修がすべて修了した生徒の中から、 しっかりと勉強も重ねており合格できそうだという生徒から 選抜されて試験日の枠に割り振りされます。 受験当日は、同じクラスの生徒が受けてきた試験及び回答を全員で見て、 間違えた設問の解説を聞きます。 学校側も個人が間違えた箇所をクラス全体に共有していく姿勢なので、 生徒の私たちは、間違いを晒される・・・という恐怖や変なプライドは捨て、 ガンガン攻め込むことが成長と理解のキーポイントの様です。 日常生活をしていて感じる、イタリア人特有の 相手の話に被せ合うような会話の進め方は、幼少期からこのような場面で 立派に逞しく鍛え上げられた、賜物なんだと感心しました。 (時間について) 開始時間が10分、30分遅れることはざらにあります。 前後にある別の種類の講義(バイク限定、船舶など)の時間によ...

【実録】冬は薪ストーブ教に入信することにした話

イメージ
 ブログをご覧の皆様こんにちは! 今年はなかなか冬がやって来ず、11月中旬になっても半袖で過ごせていたトロペア。 突然1週間ほど、気温下降と雷雨強風続きという試練のような日々が続きました。 我が家では昨年設置した薪ストーブを今年も解禁! 本当に便利です。 ・すぐに温まる ・ランニングコスト0 ・調理できる ・洗濯乾燥できる ・癒される (即効性) 薪ストーブを稼働させるとすぐに部屋全体が温まります。 ストーブ自体は勿論、ストーブ上にある煙を外に逃がす装置も熱くなるので、 空気に触れる面積が広いのだと思います。 空気穴の開き具合で、薪の消費スピード、炎の大きさを意外と細かく調整できます。 (コスト) 初期費用は掛かりますが、ペレットや購入薪ではなく 庭の木を切った薪を使っているので、実質0コスト! (労働コストはありますが、自分の生活に直にすべて還元されると思えば安いです(笑)) 電気代は夏に比べて下がっているものの、 暖房の電気代、そして調理のガス代等も抑えることができます。 ローリエの木、オリーブの木が際限なく生えてくるため、 バンバン切って夏前に放置していた薪です。 特にローリエの木は薪ストーブからいい香りが漂います。 (調理) ストーブの上に置いて放っておくだけ。 簡単に本格的な煮込み料理が出来ます。 主人の得意料理ハンガリー料理のグーラッシュもこの方法で作れます。 キッチンでないところで料理ができる過程はなんだかワクワクします。 強火が必要なものはまだ挑戦したことがないので、 今年の冬に挑戦出来たらと思っています^^ (洗濯乾燥) 夏とはうって変わって、 悪天候だったりどんよりとした曇り空が多い トロペアの気候に適しているのはこれしかない。 最適解。 全自動洗濯乾燥機もいいけれど、 乾燥が終わったタイミングを見計らってすぐに出さなきゃいけないし、 外に干しておいても夕方の湿気ですぐに濡れちゃうし。 夜干しもいいけど、イタリアの天気予報はあんまりあてにならなくて 洗濯ものが雨にさらされる悲しみはいくばくか・・・ それに対して、薪ストーブは、 洗濯ものをストーブ前に設置して放置しておくだけで 数秒でしっかりパリッと乾いているというもの。 ものによりストーブに近づけたり遠ざけたりと 必ず目につくところにいて、手入れをしてあげないといけませんが、 色々と同時...