【実録】日本とイタリアの接客の違い
ブログをご覧の皆様こんにちは! 前回のブログ投稿で、本格江戸前寿司のレストラン再開を お伝えしましたが、今回は実際に営業を開始し、 興味深かった日伊の求められる「レストラン接客の違い」についてご紹介します 初めてのレストラン営業と、いきなりのトップシーズンだったため こうしてブログを再開するまでに時間がかかってしまいました💦m(__)m 板前2人とホール全般担当1人という体制で運営しているので、 私が店内全体の状況を把握していることが、 その日の営業を成功に導くことが出来るかどうかの おおきな鍵となります。 接客次第でも大きく変化します。 例えば、イタリアのお客さんは日本に比べて、 ウエイターとのコミュニケーションを求めています。 日本では、なるべく「黒子の様に」動くこと、 「お客さんの食事の邪魔をしないこと」等が 第一優先のため、目立つことのないようにする必要があるように 感じます。 一方、呼び鈴やボタン、そして声をかけられて呼ばれた時には すぐに駆け付けることが必須 一方でイタリアでは、よりお客さんと近い距離(より対等な距離)で サービスすることが求められます。 例えば、料理、メニューの内容の説明は然り、 近況や食事の感想を聞いたりと、まるで日本人がはたから見たら 昔からの知り合いのような振る舞い(もちろん丁寧な所作や行動は必須)が 求められます。 私たちの提供する食事コースの内容としても、 厨房が立て込んでいる場合など、ウエイターの私が、 各テーブルのお客さんとどれほど密にコミュニケーションをもって、 退屈する時間を作らないかという事が大事になります。 そうして、まるで我が家で食事をするような気持ちで リラックスして、食事と空間を経験として楽しむことが出来ることが 彼らにとって大事なことなのだなと学びました。 効率的に食事が素早く運ばれてくるというプロフェッショナルを求める側面の多い 日本とはやや異なります その為、日本人がイタリアに旅行に来ると、 働いている人が、楽しそうにサービスそっちのけで 各テーブルとのお話に没頭している光景が目に入りますが、 上記のような理由が挙げられると思います。 (もちろん、ただのおしゃべりに夢中な人も大多数(笑) そこがまたイタリア(笑)) これからも気が付いたことをアップしていけたらと 思っています^^ ...